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スタッフレポート

2025年度 ひとり親家庭交流コミュニティ「ツナガル」活動報告②

親子防災料理教室

日時:2025年7月27日(日)
場所:藁屋(高知市瀬戸西町2丁目27)
参加:7組16名
講師:笹 隼也さん

【活動報告】
今年度2回目の「ツナガル」は、親子防災料理教室を開催しました。
講師は、高知市内で飲食店を経営し、能登半島地震をキッカケに食を通して防災について発信している藁屋オーナー笹 隼也さん。

南海トラフ地震の発生確率は30年以内に80%と言われています。
電気やガス、水道が壊れて使えなくなっても毎日の生活は続いていきます。
そして、生きるためには食べないといけません。

~電気・水道・ガスのライフラインが断たれたら、あなたはどうしますか?~

いざというとき、「知っている」だけではなく「やったことがある」という経験は大きな力となります。
限られた材料と道具でごはんを作るためにはどうしたらいいか、みんなでやってみよう!



(笹さんの挨拶からスタートです)

限られたお水や道具でごはん、おかず、おみそ汁を作ります。
お米のとぎ汁は後で洗い物をするように残しておきます。
そして、人参は水で湿らせたキッチンペーパーで拭いたら細切りにします。
子ども達は優しく教えてもらいながら、一生懸命作っていきます♪


ご飯を炊いている間におかずを作ります。
ツナ缶の油で人参を炒め、ツナとしめじを加えたら味付けです。
(美味しそうないい香りがしてきました♪)
そして、おかずの旨味が残っているお鍋をそのまま使ってみそ汁を作ります。
丁度いい具合にお米も炊き上がりました。

土鍋のフタを取ったら炊き立てのいい香りがします♪
みんなで協力しながら作ったご飯を盛りつけたら、いただきまーす!

「自分で作ったご飯は美味しい!」と子ども達は大満足♪


片づけが終わったら、今日のおさらいをします。

今日の防災料理教室では、大事な食べ物を無駄にしないように、使う食材の優先順位をつける、食べきる・使い切る、そしてゴミを極力減らす、など大切なことを教えていただきました。
そして子ども達には「ご飯を作るのは大変だったと思うけど、このことをお母さんは毎日してくれているんだよ。」とも話してくれました。

本や人の話から学ぶことはたくさんあります。
でも、本当に大切なのは、「自分でやってみること。」
頭で理解したつもりでも、実際に手を動かして、悩んで、工夫して、初めて見えてくるものがあると思います。
「学び」と「体験」を通して親子で防災について考えるキッカケとなりました。

【参加者の感想を一部ご紹介します】

・各テーブルを周って声をかけたり、小さい子どものフォローをしてくださり、スムーズに作業が進みました。

・普段から家で使うものを利用してくれたので難しくなく行えたし、子ども同士も協力して出来ていました。

・役に立つ情報もたくさん教えてもらえたし、他の方々と関わることができてよかったです。

・笹さんの考え尽くされた2種類の実践調理、調理器具、皿の違い、メリット、デメリットの解説を聞きながら実践できたので、聞くだけでは入ってこない内容が、ストンと入って理解につながりました。

・スタッフの皆さまが温かく見守りと声かけをしてくださり、子どもも少しずつ緊張を解いていけました。


笹さんご夫妻、谷脇さん、そして参加してくださった皆さまありがとうございました。

レポート:田中諭